ラフィキ : ふたりの夢

ラフィキ : ふたりの夢

人を好きになるのに ボーダーは無い

2019年11月9日(土)よりシアター・イメージフォーラム
ほか全国劇場公開作品
カンヌ国際映画祭 2018 ある視点部門出品作品

カンヌ国際映画祭史上初のケニア作品出品!
だが、ケニア国内では上映禁止。理由は主人公たちが〈違法な恋〉におちるから―。

2018年、カンヌ国際映画祭史上初のケニアからの出品(ある視点部門)という快挙を成し遂げると共に、トロント、シカゴ、ロンドン、ロッテルダムなど100以上もの映画祭に出品され、世界から熱く支持されたにもかかわらず、本国ケニアでは観ることのできない作品がある。ふたりの女性が恋に落ちる物語であることから、いまだ同性愛が違法とされ、禁固刑に処されることもあるケニアで上映禁止となったのだ。のちに、米アカデミー賞🄬外国語映画賞へのエントリーの条件を満たすために、ナイロビのある映画館で2018年9月23日から9月30日の1週間だけ上映が決定。「長蛇の列」「チケットを求める電話が殺到」というニュースがSNSを飛び交い、話題を集めた。
監督は、長編映画監督デビュー作でアフリカのアカデミー賞を獲得、その後の作品でも数々の賞の栄誉を受け、今最も輝く才能と絶賛されているワヌリ・カヒウ。ケナを演じるのは、ミュージシャンで本作が映画初出演となるサマンサ・ムガシア。まじめで責任感が強くリーダーシップがとれるが、実は繊細な魂を抱えたケナを細やかな表情のうつろいで演じた。ヴィジュアルアーティストやモデルとしても活躍、ファッショニスタとしてのセンスが、ユニセックスでクールな衣装の着こなしに光る。ジキには、監督業にも進出したシェイラ・ムニヴァ。レインボーカラーのヘアスタイルと大胆なメイク、フェミニンでキュートなファッションが、観る者の目を楽しませてくれる。ポップでカラフルなアフリカンカルチャーにのせて、国境もジェンダーも肌の色も、すべてのボーダーを超えて、人生を豊かにする人と人との出会いと絆を描く感動作!

STORY

看護師になるのが目標のケナは、古いしきたりにとらわれた周囲の人たちに満たされない想いを抱えていた。両親は離婚し、ナイロビで母と暮らしていたが、国会議員に立候補した父のことは応援している。そんな時、父の対立候補の娘で自由奔放な ジキと出会う。互いに強く惹かれたふたりは、「私たちは本物になろう」と誓い合う。だが、友情が恋心へと変わり始めた時、ふたりはこの恋は命がけだと知る──。

CAST

サマンサ・ムガシア(ケナ)、シェイラ・ムニヴァ(ジキ)、ジミ・ガツ(ジョン・ワウラ)、ニニ・ワシェラ(メルシー)ほか

STAFF

監督・脚本:ワヌリ・カヒウ プロデューサー:スティーブン・マコヴィッツ

RELEASE
  • <発売日>2020年10月2日(金)
  • <原題>RAFIKI
  • <製作年度>2018年
  • <製作国>ケニア、南アフリカ、フランス、レバノン、ノルウェー、オランダ、ドイツ
  • <DVD仕様>カラー/本編82分/シネスコ/音声:英語、スワヒリ語/日本語字幕/ドルビーデジタル5.1ch/片面1層
  • <特典映像>劇場予告編
  • <品番>OED-10691
  • <価格>3,800円(税抜)
  • <発売元>サンリス
  • <販売元>オデッサ・エンタテインメント