キセキの葉書

キセキの葉書

〝明日も明後日も生きていてください・・・″
母への思いを託した葉書は13年間で5000枚にも及んだ

2017年11月~渋谷ユーロライブほかにて
全国劇場公開作品
マドリード国際映画祭 外国映画
最優秀監督賞/最優秀主演女優賞

阪神淡路大震災から半年。兵庫県西宮市を舞台に、難病の娘と、認知症とうつ病を併発する母に挟まれながらも、度重なる試練を乗り越え、勇敢に生き抜く主人公の実話に基づく感動の物語。

主演は女優、タレント、ミュージシャンと幅広いフィールドで活躍する鈴木紗理奈。バラエティで見せる弾けたキャラクターとは一転、苦境の中でもポジティブに生きようとするヒロイン像を静かな情熱を湛えた演技で披露し、スペインのマドリード国際映画祭では最優秀外国映画主演女優賞を受賞。マスコミの話題を集めた。更に同映画祭では、監督のジャッキー・ウーも最優秀外国映画監督賞を受賞し、国際映画祭での2冠の栄誉に輝いた。原作は脇谷みどりの『希望のスイッチは、くすっ』(鳳書院)。うつ病と認知症を併発した郷里の母のため、笑える絵葉書を毎日送り続けた実話は感動を呼び、フジテレビ系列「エチカの鏡」ほか、様々なメディアで紹介されている。

STORY
1995年春、兵庫県西宮。脳性麻痺の娘・望美(5歳)を抱え、介護に勤しむ美幸(38歳)は、望美の世話をできるのは自分だけと、介護に、家事に、子育てに、家の中のことを全て背負っていた。次第に追い詰められていった美幸は、長年会っていない大分に住む母・喜子(65歳)に支援を頼む。「そげな子は、自分で育てられるわきゃないき!こっちはこっちの生活があるんやけん!」意を決し助けを求めた美幸に対し、母の言葉は残酷だった。見えないストレスを抱えた美幸は、見た目は元気ながらも不眠と摂食障害に悩む“仮面うつ”を患ってしまう。そんな疲れ切った毎日で、美幸は“望美がいなかったら幸せだった…”という自分無思慮な考えにハッとするが次の瞬間、同じ団地に住み、いつも母親のようにしてくれる大守(83歳)に言われた言葉が脳裏に浮かんだ。「全ては自分やからね」望美のせいじゃない。全ては自分次第だ。そう思った美幸はもう一度自分らしい生き方を取り戻すべく、夢だった児童文学者への道を目指し、小説を書きはじめる。こうして美幸が前向きになり、暗闇から抜け出そうと決めた途端、新たな試練がやってきた。母が認知症とうつ病を併発してしまったのだ…。
CAST

鈴木紗理奈/八日市屋天満(子役)・福富慶士郎(子役)/土屋貴子・ 申芳夫・酒田かおる/雪村いづみ(特別出演)/亀井賢二/赤座美代子

STAFF

監督:ジャッキー・ウー/原作:脇谷 みどり「希望のスイッチは、くすっ」(鳳書院)/企画・製作: 新田博邦/撮影監督:小美野昌史/脚本:仁瀬由深/音楽:田中和音

RELEASE
  • <発売日>2022年11月2日(水)
  • <製作年度>2017年
  • <製作国>日本
  • <DVD仕様>カラー/本編90分/ビスタ/音声:日本語/ステレオ/片面1層
  • <特典映像>劇場予告編
  • <品番>OED-10677
  • <価格>3,800円(税抜)
  • <発売・販売元>グローバルジャパン/ミューズ・プランニング
  • <販売代理>オデッサ・エンタテインメント