セシウムと少女

セシウムと少女

なんでこの身が悲しかろ。

2015年4月15日よりユジク阿佐ヶ谷ほか全国劇場公開作品
インターナショナル フィルムメーカー フェスティバル オブ ワールド シネマ ロンドン 2016
アコーレイド・グローバル・コンペティション(アメリカ)/12 マンス・フィルム フェスティバル(ルーマニア) など
20の映画祭で正式招待!20のノミネート!10の受賞!

少女ミミちゃんとくたびれた神様たちが
おばあちゃんの九官鳥を探しに時空を超えて駆け巡る冒険ファンタジー

ミミちゃんは映画初主演の17歳の新人白波瀬海来(しらはせかいら)。その瑞々しさは「薬師丸ひろ子の再来」とベテランスタッフを唸らせた。神様たちに映画界から川津祐介(『青春残酷物語』) 、山谷初男 (『胎児が密猟する時』) 、演劇界から長森雅人(無名塾)、飯田孝男(発見の会)、なんきん(ワハハ本舗)ら、超個性派が集合!また、少女時代の静(金野美穂)とミミちゃんの銭湯でのミュージカルシーンは本作のハイライト!
本作の見どころでもあるアニメパートは日本アニメ界の巨匠・久里洋二や鈴木伸一、『くるみ割人形』や数々のCM(代表作「コンタック」「NTT ドコモダケ」 など)の人形アニメーションの眞賀里文子、他、アート・アニメーションのちいさな学校卒業生らも制作に参加。また7人の神様の紹介アニメを、注目の若手作家がそれぞれの持ち味を発揮して制作している。

STORY

ミミちゃんは17歳の高校生。両親と3人、中央線阿佐ヶ谷で暮らしている。抜群の記憶力で成績はいつもトップクラス。優等生としては申し分ないが、かなり浮いた存在として、居心地が良くない日々を過ごしている。心のはじっこでいつも思う、“私の本来の場所、本当の自分”とは――――。ある日の下校時、巨大送電線の下で雷に打たれるミミちゃん。その場に居合わせた雷神のらーさんをきっかけに出会う、風神(ふーさん)・阿修羅(あーちゃん)・大黒天(大ちゃん)・海神(うみさん)・田の神(たーさん)芸能の神(ミッキー)と、摩訶不思議でちょっぴりくたびれた神様たち。特別養護老人ホームで暮らし、大事にしていた九官鳥を失ってしまった静おばあちゃん。“神様的手段”を使って1940年代の阿佐谷にタイムスリップし、歌う九官鳥“ハクシ”を探す旅に出るミミちゃんと神様たち。16歳の静と、その憧れの詩人・北原白秋との出会いが、内に籠りがちな少女のアイデンティティに揺さぶりをかけていく。ミミちゃんの運命が変わった“あの日”。東日本大震災の3日後、東京にセシウムの雨が降り注いで以来、食事をするとチクチクと痛む舌の異変。いつしか、舌の痛みの原因を突き止めようと、神様たちとの冒険がセシウムのホットスポットと放射能をめぐるものへと変わっていって―――――。

CAST

白波瀬海来 長森雅人 飯田孝男 なんきん 内田良子 山崎恵史 中川弘子 金野美穂 花ヶ前浩一 川津祐介 山谷初男

STAFF

製作・原案・脚本・監督:才谷遼 製作:㈱ふゅーじょんぷろだくと  ㈱ラピュタ アート・アニメーションのちいさな学校/撮影監督:加藤雄大(J.S.C)/照明:山川英明/録音:山方浩/美術:寺尾淳/音楽:加藤久貴/編集:川島章正/ジオラマ:はがいちよう/VFX:石田肇/へアメイク・衣裳プラン:井川成子/衣裳:加藤友美/製作担当:竹上俊一/製作主任:大里俊博/助監督・ラインプロデューサー:桑原昌英/人形アニメーション:眞賀里文子/久里洋二/鈴木伸一 エンデイングテーマ:知久寿焼『セシウムと少女』/ナレーション:原マスミ

RELEASE
  • <発売日>2020年12月2日(水)
  • <製作年度>2015年
  • <製作国>日本
  • <DVD仕様>カラー/本編111分/1.85:1 /音声:日本語/ドルビーデジタル5.1ch/片面2層
  • <特典映像>劇場予告編
  • <品番>OED-10718
  • <価格>3,800円(税抜)
  • <発売・販売元>ふゅーじょんぷろだくと
  • <販売代理>オデッサ・エンタテインメント